乳がん検診

現在、日本人女性の16人に1人が乳がんになると言われています。
乳がんは早期に発見すれば治療率が高いがんで90%以上が治ると言われています。
しかし乳がんによる死亡率は年々増加しています。
早期発見のためにはセルフチェックと定期的な検診が必要です。

乳がんは、胃がんや大腸がんのように年齢が高くなるとともに増えるがんとは異なり、
30歳代から増加し、40歳代後半という比較的若い世代でピークをむかえています。
女性の全年齢層では大腸がんで亡くなる方が多いのですが、乳がんは40歳前後を境に亡くなる方が増えています。
若い時から意識して関心を持つことが大切です。

平成28年度から乳がんの検診の内容がかわりました

これまでは、視触診と超音波検査、マンモグラフィ撮影殿併用を勧めておりましたが、視触診では小さながんの発見が困難とされています。乳がん検診においては、視触診を行わなくても早期発見の制度が落ちないことが粗油名されているため、視触診は行わないことになりました。
1)超音波検査のみ
 30歳代の女性(毎年)
2)マンモグラフィ撮影(2方向)のみ
 40歳~64歳の偶数年齢の女性
 ※ただし、以下の条件に該当する方には超音波検査が追加されます。
 ①マンモグラフィ撮影で画像が見にくかった方
 ②本人または親、子、兄弟姉妹で乳がん・卵巣がんになった事がある方
3)マンモグラフィ撮影(1方向)のみ
 66歳以上の偶数年齢の女性
 

検診の流れ

医療機関での視触診がなくなり、石巻医師会1か所で検診がおわります。

子宮がん検診

子宮がんは乳がんに次いで多く発生し、年間約7,000人が新たに子宮頸がん診断され、約2,500人が亡くなっています。
特に20~30歳代の女性での発生率は昭和63年(1998年)からの10年間で4倍近くに増えていて、
この世代における全てのがんの中で最も発生率の高いがんになっています。
一方、子宮がんの検診率は欧米では80%以上であるのに対して日本では30%前後と低いのが現実です。
特に20歳代では80%以上が、30歳代では65%以上が一度も子宮頸がん検診を受けたことがありません。
是非「検診の重要性」を認識されて検診を受けられることを望みます。